柿生線№25 直吊懸垂BT

mKm | 2009/7/29 11:03
写真登録: mKm
囲い無し
S36.11
2011/7/18

最下段の両側2本の電線のみ取付け方が異なっている。
最初にマッピングした「匿名」さんによると、上部10本が「直吊懸垂」で、下部2本が「BT」とのこと。
さらに詳しくはコメント欄を参照ください。(mkm)

基部にフェンスはなく、植木用の樹木の畑に隣接して立っている。
鉄塔下に『鉄塔敷地内に材料をおいたりゴミや残土を捨てたりしないで下さい。 東京電力』の立て札あり。
高さ: 43m
神奈川県 横浜市青葉区 美しが丘西二丁目 43-5
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コメント (2)

mkm
最下段の2本の電線の接続方法について調べてみました。

「直吊懸垂」は電線を碍子で鉄塔の腕金(腕部分)に吊るだけの取付け方法。
「BT」は「バランス耐張」のことで、両側から強い張力がかかる場合に各方向の電線を碍子で
受けて物理的に保持し、電線間の電気的接続は渡り線(ジャンパ)により行う方法。

特に「バランス」とあるのは、次のとおり。 すなわち、元々「直吊懸垂」で設計された鉄塔に
「耐張」を取付ける場合、そのままでは電線の張力により設計外の力が加わる。これを避ける為に
腕金には2つの電線からの張力のバランスをとるための金具を取付け、その金具に碍子を取付けて
それぞれの電線を保持している構造になっている。
「BT」は、Balanced Tension あたりの英語表記の略と思う。 
(参考: http://transmltkbr.sakura.ne.jp/soud...

かつて隣の柿生線No.26とNo.27 の間は尾根がつながっていました。 稗原(ひえばら)と
美しが丘西の間に道路を通すために、1999年に尾根の一部が削られ道路を跨ぐ橋(新水沢橋)が
架けられました。 推測するに、この工事に伴いなんらかの事情で電線の高さに変更の必要が生じ、
No.25とNo.26の最下段だけ取付け方法の変更が生じたのではないかと思います。(あくまでも推測です)
mkm
柿生線NO.26のBT金具;北側直下から
バランス耐張(BT)の金具部分をズームアップしてみました。 撮影し易さからおとなりの 柿生線No.26 のものです。
柿生線 No.26 も最下段だけ BT です。

鉄塔両側の最下段のみ BT に改造されているようです。 もともと垂直に下がっていた懸垂碍子を取り外し、かわりに逆T字型
の金具が取付けられ、その先に碍子が取付けてあります。

電線方向の張力は金具だけで吸収しているようです。(電線同士が引っぱり合う) 一方鉄塔の腕金は、鉛直方向の重さを支えて
いるようです。 金具はボルトで止めてある部分を回転軸に、電線の前後方向と左右方向に動くようになっており、腕金に
無理な力が加わらないようになっている様です。

なお、碍子についている向き合った2つの長いU字型の金具は避雷装置です。 電線に落ちた雷は、電圧が非常に高いため空気の
絶縁を破ってU字型金具の間で放電します。 片側のU字型金具は電気的に鉄塔に接続されているので、雷電流を地面に逃がす
ことができます。

NOTE: N7 さんの表現方法をまねっこさせていただきました。 なかなかわかりやすい。うん。