大町線 No.34

九十九 | 2014/7/22 01:56
写真登録: kuebikott
東京電力 常盤支線が分岐
長野県 大町市 常盤 3360
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コメント (4)

大正時代建造の鉄塔。
常盤支線の1号、2号となわとび遊びをしているような姿です。
因みに最近撤去されたようですが、
以前は全回線にブロッキングコイルが装備された物々しい姿でした。
残念ながら写真に収めていませんが、
こちらのサイトに在りし日の姿を残して頂いています。
http://transmltkbr.sakura.ne.jp/soud...
mkm
おもしろい。 実におもしろい布線です。 初めて見ました。

送電線が横に分岐・合流しているのは、とりあえず3つ思いつきます。

次の2つの布線はややこしいものの、コンパクトにまとめられています。
➜ 港北線下部(併架された鴨志田線(かもしだせん))から鴨志田線独立の鉄塔への分岐
 http://tower.30maps.com/map/25107
➜ 東側からの菅生線(すがおせん)と西側からの生田線(いくたせん)が
 北側にある変電所につながるようになっている。現在、菅生線はジャンパ
 が外されている。分岐というよりも切替えという感じです。
 http://tower.30maps.com/map/24869

次の1つは、かなり広い敷地を使っていますが、合理的な布線に見えます。
➜ 桜ヶ丘線から柿生線への合流(現在はジャンパがはずされている)
 http://tower.30maps.com/map/20914

大町線の分岐では、土地と空間をおもいっきり使っていますね。
ちょっと無理矢理感があります。
現在でも農地の真ん中ですが、この常盤支線分岐ができた昭和初期には
周辺はさらに「何もない」状態だったのでしょう。

「ブロッキングコイル」は知らないことばだったので、調べてみました。
ここに記載させていただきます。

ブロッキングコイルとは、電力線の50/60ヘルツの電流に重ねて通される
音声や制御用の信号電流が分岐する回線に漏れないように遮断する
コイル(電線をらせん状に巻いたもの)だそうです。

電力の周波数と、信号電流の周波数の大きな違いを利用して信号電流だけ
を抑えているものと思います。 電流の周波数が高いほどコイルを通過
しにくくなります。 信号電流は、電力の電流より高い周波数
(数10キロヘルツ〜数100キロヘルツ)です。

電力線に電力以外の信号を通す技術はなんと大正期に日本で開発された
ものだそうで、発電所や変電所の間の電話通信や電力器機の制御信号の
受け渡しに使われていたそうです。

現在はマイクロ波回線や、送電鉄塔の一番上にある架空地線(がくうちせん;
ground wire )の中心部を通る光ファイバによる通信で置き換わっている
とのことです。この種の光ファイバ入り架空地線は OPGW(OPtical fiber
composite overhead Ground Wire)というそうです。

ところで、近年、建物内の電源線(要するにコンセント)にLANの信号を
乗せるアダプタが開発されていたと思いますが、Wi-Fi で普通に接続できる
現在では普及しなかったのでしょうね。
PLC(Power Line Communication) アダプタと呼んでいました。

参考にしたサイト:
➜ kuebikott さんのコメントNo.1 にあるリンク先(送電鉄塔見聞録)
https://www.jstage.jst.go.jp/article... (電気学会雑誌)
➜ Wikipedia 「架空地線」
mKmさん 丁寧なコメントレスありがとうございます。
そうですか、かなり珍しいものなのですね、とても開けた田園地帯にあるので、
ブロッキングコイル無き今でも、遠くからでも存在感は抜群です。

さて、多摩丘陵の分岐の画像も興味深く拝見させていただきました。
多角度からの画像を見て、ようやく、ほーん、こんなになってんだと納得。
私はいまでこそ信州住まいですが、以前は田園都市線通学民であった時代があります。
毎日荏田のスタンレー研究所の豪快な分岐、引きこみを車窓から眺めていたことを
懐かしく思い出します。

・・・おっと、塔マップの情報及び航空写真で確認したら、
荏田の物件はスタンレー研究所への引き込みではなく、
隣接する荏田変電所からの引き上げであるようですね。
http://tower.30maps.com/map/25167
塔マップのおかげで四半世紀来の勘違いが正されました。(トシがバレる)
mkm
確かに荏田変電所とスタンレー電気のオプトテクニカルセンター
(研究所)が隣り合っていますね。 高圧線の電磁波が開発用の
測定機器に影響を与えそうで、余計な心配をしてしまいます。

港北線の鉄塔はとにかくでかいのが並んでいますが、私の家の
近くからもよく見えます。 荏田変電所にはマイクロ波の通信鉄塔が
あり、この高い紅白鉄塔と送電鉄塔がまとまって見えます。
http://tower.30maps.com/map/22843 (荏田変電所 マイクロ波無線中継鉄塔)

一度見にゆきたいなと思いつつ、そのままになっています。